Art Sakura

1951。ジャカルタ生まれ。幼少の頃より画才に優れ、コンクール等で数多く受賞。
高校卒業後、バンドン工科芸術大学がその才能を受け入れ、その後は自身の
制作活動とともにイギリスやシンガポール、ジャワなどで絵画指導にあたり、昨今では
ASEANへのプログラム活動にも参加する。
画法はオイルが主流であり、自身がテーマとする”色と形の体験”を大胆且つ繊細なタッチで表現。
本来はリアリズムに徹した作品が多いが、1986年ごろからはまるで日本の浮世絵のような画風を展開。
それが自身が名づけたオリジナルタッチ【NAIF:ナイフ】であり、
言葉の意味が示す通り無邪気でユーモラスな 世界観が特徴である。
かつて子どもたちに絵画を指導していた際、子供たちの絵に向かう純粋な
インスピレーションと表現に触発され、自身もそれを体験してみたいと思ったのが発端であった。
モチーフは心に映ったバリのロケーション。なかでも女性を描いた作品が多いが、
それは女性の表情がその時々のバリを如実に感じさせてくれるからだという。
ジャワ及びバリ王室、ヨーロッパの絵画コレクターなど幅広いファン層を持つ。

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